《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
《10》結婚記念日は二人で
~留奈side~
都心のオフィス街の高層ビル群の一角にある『桐生建設』の本社社屋。
空に一番近い部屋で捺と設楽さんはデスクに座って仕事。
私はソファーに座って、仕事する捺を見つめる。
「私に何かお手伝い出来るコトない?捺」
「んっ!?」
話しかけてはいけないけど、自分だけ、ボ~ッと捺が仕事を終えるまで過ごすのは嫌だった。
何か出来るコトはないかと問いかけた。
「俺は別に…」
捺は語尾を濁して、設楽さんに視線を向ける。
空に一番近い部屋で捺と設楽さんはデスクに座って仕事。
私はソファーに座って、仕事する捺を見つめる。
「私に何かお手伝い出来るコトない?捺」
「んっ!?」
話しかけてはいけないけど、自分だけ、ボ~ッと捺が仕事を終えるまで過ごすのは嫌だった。
何か出来るコトはないかと問いかけた。
「俺は別に…」
捺は語尾を濁して、設楽さんに視線を向ける。