《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
結局、今夜のディナーはまた仕事の都合で流れてしまった。
6月12日。
私と捺の6年目の結婚記念日。
今日で丸5年、夫婦として連れ添ったコトになる。
以前から子供たちを説得して、今夜は二人でドレスアップして外出。
「今夜の留奈はメイクはいつになく濃いぞ」
「捺こそ、今夜の髪は一段とキレイにセットされてるわよ~」
「うるさい…」
そんな罵り合うような会話を続けながら、2人で久しぶりに見せる男と女の姿にドキドキしていた。
お互いに素直に褒め合えたらいいけど。
そんなコトはめったにしないから、なかなか言い出せない。
6月12日。
私と捺の6年目の結婚記念日。
今日で丸5年、夫婦として連れ添ったコトになる。
以前から子供たちを説得して、今夜は二人でドレスアップして外出。
「今夜の留奈はメイクはいつになく濃いぞ」
「捺こそ、今夜の髪は一段とキレイにセットされてるわよ~」
「うるさい…」
そんな罵り合うような会話を続けながら、2人で久しぶりに見せる男と女の姿にドキドキしていた。
お互いに素直に褒め合えたらいいけど。
そんなコトはめったにしないから、なかなか言い出せない。