《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「わかった。但し、俺がお前に金を渡しコトは内緒にして、留奈に会わずそのまま…消えてくれ」



「OK…」



「哲を呼んで来る」



「ありがとう~」




金でヤツを排除しようなんて、汚い気もするが。
元はサクヤの出した条件。


俺は踵を返して、病室の外に出た。



哲はドアのそばの壁に凭れかかって、待っていた。



「話は終った…入っていいぞ。哲」



「サクヤは何て?サクヤは留奈ちゃんに…」



「・・・ヤツは退院したら、留学するそうだ。留奈には全て、内緒にしてくれ」



「わかったわ~」
< 150 / 190 >

この作品をシェア

pagetop