《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
静寂に包まれた中。



園児たちが静かに話し始める。


『いつもしごと、がんばってくれているお父様、毎日、おいしいおべんとうをつくってくれて、雨の日も風の日も幼稚園までおくってくれたお母様。ボク達、私たちは今日、幼稚園を卒園します!!お父様、お母様、園長先生、組の先生、用務員もおじさん。いままで、本当にありがとうございました!!』



初めて、園の門を潜った入園式を想い出す。



まだ3歳になりたてで、岳も魁もちいちゃくて、オムツも完全に取れてなかった。



魁なんて、慣れるまで毎日、泣いていた。



あれから3年が経って…


二人はお兄ちゃんになった。

瑠果と美紅のお世話を手伝ってくれて、捺よりも役に立っている。




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