《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「・・・」


俺は藤間のくれた義理チョコをヤケくそに食べ、



魁あてのトリュフも全部、いっきに食った。



* * *


翌日の放課後。



俺は藤間の待つバラ園に来た。



「どうして?あんたなの??」


「・・・魁は来ない。魁には他にスキな女がいる…諦めろ」


「・・・」



藤間の瞳がウルウルと潤み始める。



「魁はガッコじゃあおとなしいけど…外じゃあ~すげぇ~遊び人なんだ…俺よりもひどい…俺にしとけ・・・藤間…俺…いつもお前には憎まれ口叩いてるけど…それはお前のコトが…」


バシッといきなり藤間は俺の頬をビンタ!!


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