《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「今度のお遊戯会の劇の配役なんだけですけど・・・」



確か、演目はあのお伽話の『シンデレラ姫』



「…王子様とお姫様をやりたがる子が多くて…一応、組の半分の5人ずつ王子様とお姫様をやってもらおうと考えてます…。もし良ければ…岳君には馬車の馬役、魁君にはカボチャの馬車役をして欲しいんですけど」



二人とも王子様の柄じゃあないし・・・馬とカボチャでいいと思った。



「いいですよ~。二人には私から言っておきます」



「ありがとうございます!!」



ゲンキのなかった真理子先生は私の手を掴み、何度も礼を言う。



真理子先生のゲンキのない原因は劇の配役決めにあったみたい。






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