《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「岳は馬で魁はカボチャ!?それでお前はいいのか??」



「うん」



今夜は珍しく早い帰宅の捺。
食卓に夕食を並べながら、劇の話をした。



「・・・なんで??二人揃って王子様じゃない!?」



ここにも子供を目立たせたい親馬鹿が居た。


「別にいいじゃない~。先生困ってたし…」


「こっちは高い金を払って、二人も通わせてるんだ…一人くらい…王子様の役させろよ~たくっ」


捺はキレ気味で缶ビールのプルタブを開けた。



「パパ…お帰り」


魁が出てきた。


「岳は?」


「寝ちゃった…」






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