《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
* * *

「待ってたのに…」


恨めしそうに私を見つめ、言い放つ佐久間君。



「ゴメンなさい…」


「ねぇ~やっぱ…ダメ…来れない?」



今日も彼と一緒に学科教習を受ける。


彼は私の隣の席に座り込んだ。



「!?」


彼の身体から仄かに香る華の匂い
男性の付ける香水の匂いじゃない。


明らかに女性の付ける香水の匂いだ。



「どうしたの?留奈さん」



「他に女の人居るんでしょ?」


「!?」


「香水の匂いがする…」



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