《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「旦那様にはお話しないのか?」


「捺は仕事で忙しくて、疲れてるから…」



私は極力、捺には愚痴を言わないようにしていた。
仕事で疲れた捺に自分の愚痴を聞いてもらうコトに抵抗があった。



楽しい話はするけど、気の悪くなるような話はしなかった。


「夫想いの優しい奥様だね~」


「まだ…あるの!!聞いて!!!佐久間君」


「・・・愚痴一つに付き…1万貰うよ」


「えっ!?」


「俺だって愚痴ばかり聞かされるのは…ヤダっ」


「・・・わかった」






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