《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
俺はあおいの裸に誘惑されながらも、理性を保った。



俺の一生かけて、永久に愛を誓った留奈を裏切りたくないから。



このままあおいの色気に負けて、一線を越えれば、俺は留奈を裏切るコトになる。


それはどうしても回避したい。


俺はあおいの床に落としたバスローブを拾い、彼女の身体に羽織らせた。



「捺…本当に…奥さんのコトを…」



「そうだ…俺は留奈を愛してる…ゴメン…あおい…」



あおいの断ち切れない俺への想いを断ち切らせる為に、言い放つ。


あおいには残酷なコトを言っていると感じながらも、こんな俺をホンキで愛してくれた彼女への感謝のキモチも込め、謝った。



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