そんな君に一目惚れ



「・・・・・・」


「・・・・・・」


しばしの沈黙が流れた。


心臓はなおもドキドキと波打っている。



「あの、先生?」


ドキッ


俺はただ呼ばれただけにも関わらず、ビクッと肩が跳ねた。



「・・・・・・」


だけど返事ができなかったのは、先生なんて初めて呼ばれたからか?


確かに変な感じだな。でも、俺は一応名目上、家庭“教師”だし、呼ばれたっておかしくはない。


「先生?」


もう一度呼ばれた。


「あ、ああ・・・。・・・っと、週一水曜担当でいいんんだよね?」


俺は確認を取った。



< 15 / 94 >

この作品をシェア

pagetop