そんな君に一目惚れ
「・・・・・・」
「・・・・・・」
しばしの沈黙が流れた。
心臓はなおもドキドキと波打っている。
「あの、先生?」
ドキッ
俺はただ呼ばれただけにも関わらず、ビクッと肩が跳ねた。
「・・・・・・」
だけど返事ができなかったのは、先生なんて初めて呼ばれたからか?
確かに変な感じだな。でも、俺は一応名目上、家庭“教師”だし、呼ばれたっておかしくはない。
「先生?」
もう一度呼ばれた。
「あ、ああ・・・。・・・っと、週一水曜担当でいいんんだよね?」
俺は確認を取った。