そんな君に一目惚れ



そういやお母さんの方にはしてなかったけど、まあいっか。


「はい・・・」


彼女はまた俯き加減に頷いた。


(か、可愛い・・・)


正直言って彼女の容姿は決して一般的に可愛いとは言えないだろう。



はっきり言って地味。


眼鏡をかけていて、髪はショート。


それに今着ている服は明らかに学校のジャージ。


さらに俯き加減と猫背がその地味を強調させていた。


でもそれが可愛いと思ってしまう。





・・・って俺は何を言ってるんだ?!



ああ、くそ。今はこんなこと思ってる場合じゃねぇ!





< 16 / 94 >

この作品をシェア

pagetop