そんな君に一目惚れ
素直にそう思った。
そんな俺の心中を悟ったのか、彼女は「こんななので、追認でなんとか進級してきました」と彼女は恥ずかしげに話した。
「え、1年の時から?」
「はい・・・」
(こりゃ相当だな・・・)
俺の周りでもいなかった人種だ。
基本的俺の周りは普通の成績だったから、進級に響くなんてことは無かった。
こんな会話をしながらでも、まだまだ俺の心臓はドキドキしっぱなし。
平静を装ったつもりだが、変な態度の時もあった。
それでも彼女は気にせずに勉強を進めた。
そうこうしているうちに3時間経過。
この子の時間帯は18時半から21時半の計3時間。
終わりの時間に差し掛かっていた。