そんな君に一目惚れ



今日は水曜日で先生が来る日なのは知っていた。



だけど、まさかこんな早い時間だなんて思わなかったのだ。


「な、なんで・・・」


「ああ、今日そんなに講義入ってなかったから早めに来た。それにお前の両親からも今日は自分たちがいないから早めに来てくれって頼まれたからちょうどいいやって思って」



先生は散らばった道具を片付け始めた。


「そ、そうだったんですか・・・」


それからしばしの沈黙の後、


「勉強、いいんですか?」



「ああ。暇だったからやってただけだし・・・」


そう言って教科書類をトントンと端を揃えて整えたあと、鞄にしまった。



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