そんな君に一目惚れ
あるものだけで作ろうと思い、冷蔵庫を開けたが、これと言って食材が無い。
野菜の切れ端だったり、お肉がパックに三分の一だったり・・・。
どうしよかなーと思っていると、
「俺もなんか手伝おっか」
いつの間にか先生が隣にいた。
「い、いえ、大丈夫です」
「でも何作るか悩んでたっぽいけど・・・」
(うっ・・・)
確かにそうなんだけど・・・。
でもさすがに先生の手を煩わせるわけにはいかない。
「これぐらいだったら俺なんか作るけど・・・」
「い、いや悪いですよ」
「俺は別に構わないよ。で、どうする?」
私は少し考え、どうせこのままじゃ何も思いつかないなと思い、
「じゃ、じゃあお願いします」
と頼むことにした。