そんな君に一目惚れ
だけど見合いなんて壁、俺には壊すなんてできないことだから、理沙の幸せを願うことしか、方法がなかった。
「はい。あと、手続きとかは、後日するみたいなので、その時は、お願いします」
「ああ・・・」
俺は早くこの場を去りたかった。
そんな事実、受け入れたくない。
もう理沙と会えないなんて・・・。
でもまだ離れたくなかったから、俺は掴まれていた理沙の腕を逆に掴んだ。
このまま連れ出せば、理沙を自分のものにできるだろうか?
「先生・・・?」
理沙は首を傾げて俺を見る。
このまま、理沙を・・・