そんな君に一目惚れ



どんな格好で行くんだ?



やっぱおしゃれな格好してくんだろうな。



ドレス?それとも着物とか・・・?



俺はそんな格好をしている彼女をいつの間にか想像していた。



それを他の男の前でもさらすのか?


そんなのは、俺だけに向けてくれればいいのに・・・。



「で、相手は高校生、そんでさあ・・・」


「・・・・・・」



俺は明日香が喋るのをただ黙って聞いていた。



「清掃会社やってて、俺がその後継ぎなんだと」



明日香は喋り続けるが、ただ俺の耳を抜けていくだけ。


頭の中はまたまた理沙でいっぱいになっていた。





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