そんな君に一目惚れ





でも、怖いと思う自分がいる。


(あれ?)



俺はあの時、喫茶店で話したことを思い出した。


確かあいつ・・・・・・



[実はさ、俺、見合いするんだ]


[で、相手は高校生、そんでさあ・・・]


[清掃会社やってて、俺がその後継ぎなんだと]



もしかして理沙の見合い相手ってあいつ?!



理沙は高校生で、さらに清掃会社の一人娘。


会社を継がなきゃならない人間が必要なはず。



全てのつじつまが合った時、俺は動き出していた。



(行かなきゃ・・・!)



気が付いたら、俺はずんずんと中に入っていった。







< 49 / 94 >

この作品をシェア

pagetop