そんな君に一目惚れ
でも、怖いと思う自分がいる。
(あれ?)
俺はあの時、喫茶店で話したことを思い出した。
確かあいつ・・・・・・
[実はさ、俺、見合いするんだ]
[で、相手は高校生、そんでさあ・・・]
[清掃会社やってて、俺がその後継ぎなんだと]
もしかして理沙の見合い相手ってあいつ?!
理沙は高校生で、さらに清掃会社の一人娘。
会社を継がなきゃならない人間が必要なはず。
全てのつじつまが合った時、俺は動き出していた。
(行かなきゃ・・・!)
気が付いたら、俺はずんずんと中に入っていった。