そんな君に一目惚れ
両思いの奇跡〜side 理沙〜
私は何がなんだか分からなくなっていた。
いきなり先生が現れるし、キスされるし、告白されるし・・・。
一度にいろんなことが起こりすぎて私の頭は混乱していた。
今は先生に抱えられて、商店街を走っている。
正直、周りの人が何事かと好奇な眼で見てくるので恥ずかしい・・・。
「先生、降ろして下さい」
さっきから何度もこれを言っているが、先生は聞こえないのか、なかなか降ろしてくれない。
そして着いた先はマンションの部屋の前。
そこに入り、私はベッドの上に座らされた。