そんな君に一目惚れ





「ここって・・・?」



私が聞くと、先生は隣に座り、


「ん、俺の家」



と言った。



そっかあ、先生の家・・・・・・って先生の家!?



「ほ、本当ですか?!」


「嘘言ってどうすんだよ」



先生は少し呆れていた。



そりゃ来るとこって言ったら先生の家しか無いよね。


私がこの格好で他に行くとこも無いし・・・。



そういえば、男の人の家に入るのって初めてだ。


先生の部屋はいかにも男の人らしい、シンプルな黒と白で統一されたお部屋。



私がまじまじと部屋を見渡していると、不意に私の前に先生の顔が現れた。






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