そんな君に一目惚れ
「うわぁっ!」
「何?なんか気になるの?」
「い、いえ・・・」
私は俯き、先生から顔を逸らした。
「で」
(で?)
先生に顎を持ち上げられ、視線が交わる。
(ち、近いよ・・・)
視線を逸らそうにも逸らせなかった。
「さっきの返事、聞かせてくれない?」
(さっきの返事?えぇっと・・・)
[好きだ!]
先生の真っ直ぐな思い。
思い出しただけで、頬が紅潮する。
最初はびっくりした。
だって、先生はかっこいいし、こんな地味な私になんて見向きもしないと思ってたから・・・。
もちろん私だって、