【短編】チョコラブ
もう、何分ぐらいここでかたってんだろ……
「あぁ!! 学校、遅刻じゃね?!」
「そうじゃんか、早く行こうぜっ!!」
さっきまで、俺と喋ってたやつが言うかよ……
とか、思ったが口には出さないでおいた。
そして、俺等はとにかく走って学校へ辿り着いたが、そこでチャイムがなってしまった。
「遅刻じゃんか」
「圭太がずっと話してるから、遅刻したんだぜ……」
俺は涼介を睨む。
「っていうのは、嘘で……」
もう、走ってなかった。
どうせ、遅刻だから、まぁいいかという事でペチャクチャ話しながら廊下を歩く。