お見合い恋愛
近づいてくる唇に思わず目を閉じようとしたとき、はっと目が覚めた。

見えたのは電気をつけっぱなしたリビングの天井で

俺はソファーの背もたれに寄りかかったま、居眠りをしていたようだ。








・・・・なんて、ベタな夢なんだ。





でも、少しだけ頬がにやける。


俺だって男だ。

あんな可愛い女性から誘われたら嬉しくなる。




案外、嫁がいる生活ってのも悪くないかもしれない。


そう思いながら、残りのビールを煽るように飲み干し、空き缶を握りつぶした。


< 9 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop