オールホワイト
資料室に到着して、荷物を降ろす。
「白さん、ありがとう。助かった。」
彼女はそう言って、資料室を出ようとした。
「白海さん、てさ…」
「ん?」
「雪の事、好きなの?」
「え…。」
彼女は顔を真っ赤にした。
その反応で充分分かる。
「わ、私…分かりやすい?」
俺は、バレンタインの一件があったから分かるだけだけど、そう、ロコツに顔を赤くしたら、分かるかもな。
「てゆうか、なんとなく、そう思って。」
なんで聞いたんだろう、俺。
惨めになるだけなのに。
「でも、雪くん。バレンタインの時の話はまったくしなくて、私がサーッと逃げちゃったから、話振りずらいのかな…。それとも、無かった事にしたい、とか…。」
「白海さん…。」
胸がズキ、と痛んだ。
正直に話した方が、いいのかな。
「白さん、ありがとう。助かった。」
彼女はそう言って、資料室を出ようとした。
「白海さん、てさ…」
「ん?」
「雪の事、好きなの?」
「え…。」
彼女は顔を真っ赤にした。
その反応で充分分かる。
「わ、私…分かりやすい?」
俺は、バレンタインの一件があったから分かるだけだけど、そう、ロコツに顔を赤くしたら、分かるかもな。
「てゆうか、なんとなく、そう思って。」
なんで聞いたんだろう、俺。
惨めになるだけなのに。
「でも、雪くん。バレンタインの時の話はまったくしなくて、私がサーッと逃げちゃったから、話振りずらいのかな…。それとも、無かった事にしたい、とか…。」
「白海さん…。」
胸がズキ、と痛んだ。
正直に話した方が、いいのかな。