空夢
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どれくらい泣き続けただろう。
気がつけば、5時間目が終わり休み時間になっていた。
ローカは騒いでいる人がいるようで、ザワザワしている。
あたしは今、松野空の腕の中にいるのだと気づく。
あたしは急に恥ずかしくなった。
そして、勢い良く松野空の腕の中から離れた。
…抱きしめられたし!
それに…松野空の目の前で泣いちゃったし!
「……ごめんな…」
「…ぇ?」
どうして松野空が謝るのかがわからなかった。
謝るのはこっちの方なのに…。