空夢
「宮野またな!」
あたしが振り向くと、男の人が遠くから手を振っている。
ほんと…だれなんだろ…。
あたしはその人に何もせず、無視して家に向かった。
20分くらいして、家に着いた。
あたしは鞄から鍵を取り出し
ガチャ──
鍵を開け、家に入った。
「ただいま」
そう言っても返事はない。
また仕事か…。
あたしは母親しかいない。
父親はあたしが4歳の時、離婚した。
そしてあたしは母親に着いて、ここに引っ越してきた。
だから母親は生活費が必要になるため、朝から夜まで仕事に行っている。
一緒にご飯を食べるなんて1ヶ月に1回か2回くらい。
まぁ…もう慣れたけど。
あたしはご飯を温めて食べ、部屋に行った。