空夢
あの日から4日後の日曜日。
あたし達は2人で、買い物に来ていた。
行く気なんかなかったんだけど、松野空がうるさいから仕方なく行くことにした。
雑貨買ったり、服買ったりして十分買い物をし、店から出て帰ろうとした。
その時、松野空が1つの店を指差した。
「ちょいあそこ入ってええ?」
そこは色とりどりの花が置いてある、花屋さん。
なんで、あんなとこに……。
あたしはその場に立ち尽くし、腕を組んで考えた。
あっもしかして……彼女…とか?
いや、アイツに限って彼女は……。
や、でももう高2だし彼女ぐらい……。
うーん……。
今度は、俯いて頭を抱えて考える。