恋愛野獣会
なんだかそれだけの行動が私の胸を熱くしたんだ。



下手に慰められたり、かわいそうがられるよりも、ずっとずっと……この状況が泣きやすかったんだ。



「ふっ……」



ソファの近くに立ったまま、涙がブワッと溢れ出す。



声をもらすまいとギュッと拳を握り締める。

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