恋愛野獣会
白夜先輩がそう言い、驚きっぱなしの私の前でパンッと手を叩いた。




「恋愛野獣会は敵が多い」



「え?」



「昨日みたいなことばっかしてんだもん。ボクたち恨まれまくりぃ」



優人先輩が、なぜだか楽しそうに言う。



私はボコボコにされてしまった覆面男子たちを思い出す。




た、たしかに恨まれてそうだ。



「だから、恋愛野獣会の名前は昼間人前で出すな。夜より昼間の方が顔がハッキリわかる。


もし俺たちを恨んでるヤツが近くにいてみろ、タダじゃすまされないぞ」

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