恋愛野獣会
青葉先輩の身内は、彼女に幼い頃の女装写真を見せてしまったのだ。



「やめろよ!」



そう叫んだ時には、もう遅かった。



「最低……」



青い目をキュッと細めて、彼女はそう呟いた。



まるで、汚らわしいものを触れるような手で青葉先輩の写真をつまみ、ゴミ箱へ捨てたのだ……。
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