恋愛野獣会
☆☆☆

タケル君に寮まで送ってもらい、私はホッと息を吐き出した。



タケル君……。



嫌な子じゃないけど、なんだかあのはしゃぐテンションんは着いて行けれないかも。



でも、明日も約束しちゃったんだよね……。



ほんの少し、断れなかったことを後悔しつつ、二階の部屋へと向かう。



「ただいま帰りました……」



そっとドアを開けると、いつもどおりソファに座ってテレビを見ている白夜先輩。



「おかえり」



こちらを見ずに返事だけをする。
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