恋愛野獣会
☆☆☆

次に私が目を覚ましたときには、タケル君の姿はどこにもなかった。



その代わり、テーブルに置手紙と市販の薬と小さなお鍋が置いてあった。



午前中よりも随分軽くなった体を起こして、手紙を開く。



《おはよう。



体調、少しはマシになったかな?



午後からは外せない用事があるので、起こさずに帰ります。



鍋には雑炊を作っておいたので(インスタントでごめんね)、ちゃんと食べて薬を飲むように!



あと、桜ヶ丘高校のダンスパーティーのことなんだけど……パートナーとして一緒に行ってくれるよね?



期待して、待ってるから。


PS.寝言で俺の名前呼んでくれるなんて、嬉しいです
                                       タケル》
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