恋愛野獣会
女から離れれば、互いの中にいるあいつを求め合えば、それが癒しになると思っていた。



だけど、現実は違う。



それじゃぁいつまでも前には進めない。



俺たちは同じ場所を行ったり来たりしていただけなんだ。



そんな時、明日香が現れた……。



同じ境遇で、同じように傷を舐めあってきた俺たちが明日香に惹かれてしまうのも当然だったんだ。



「なんで……」



なんで、こうなる前に気づかなかったんだ。
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