恋愛野獣会
光輝が明日香にキスをしていた。



そのシーンを思い出すと胸が張り裂けてしまいそうに苦しい。



まるで、2人に同時に裏切られているような感覚。



頭では、それは違うとわかっている。



明日香は眠っていたし、光輝は水を飲ませたかっただけだ。



わかっているのに、苦しい――。



「くそっ……」



手放したくない。



俺は2人とも手放したくはないんだ――。
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