恋愛野獣会
ある程度のものならこの部屋にそろっているから、コンビニまでというワケでもなさそうだ。



「どこにですか?」



そう聞くと、先輩は少し驚いたように目を丸くして、それから飽きたように笑った。



「もう忘れたのか?」



「へ……?」



「俺たちは《恋愛野獣会》だ。活動は主に夜中」



「じゃぁ、もしかしてこれから? いつ寝るの?」



「寝るのは昼間」
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