恋愛野獣会
そして、タケル君の顔がスッ近づく。



キス……される……。



その寸前で、私とタケル君の間に黒い下敷きが差し込まれた。



え……。



驚いて顔を上げると……不適に微笑む青葉先輩がそこ立っていた。



「こんな所で欲情するなんて、お前はサルか」



下敷きを引っ込めて、タケル君を睨みつける。



サルって……。



なんか怒ってるし。
< 363 / 501 >

この作品をシェア

pagetop