恋愛野獣会
―光輝―

「どういう事だ」



夜中の2時。



いつものように恋愛野獣会のメンバーは見回りへと出ていた。



昼間に色々あったせいで疲れたのか、今日は明日香の姿はない。



「まさか、付き合うなんて思ってなかったなぁ」



そう言ったのは優人。



青葉はさっきから無言のままだ。



「別に、それほど不自然な事じゃないだろ」



当の白夜は俺と目をあわそうともしない。



後ろめたい気持ちがあるから、視線があわないんだ。



「明日香ちゃんにとっては、嬉しいことだろうね」



ようやく口を開いた青葉は、さっそく嫌味を垂れ流す。
< 415 / 501 >

この作品をシェア

pagetop