恋愛野獣会
先輩と2人で食堂へ行くと、昨日とは違って笑顔で迎え入れてくれた。



青葉先輩も、表情が柔らかい。



私はそれを見てホッとした。



私たちが付き合うことで関係がギクシャクするのは、やっぱり嫌だから。



「朝からラブラだねぇ」



ニコニコと微笑む優人先輩に、カッと顔が熱くなる。



『そんな事ない』



と、否定しようとしたのに、白夜先輩が横から「まぁな」と言って遮られてしまった。



『まぁな』



って……。



優人先輩の言葉、否定しなかった……?



ドキドキと心臓がうるさくなる。



それって私たちラブラブって認めていいって事……?
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