恋愛野獣会
彼氏彼女なんだからラブラブで普通なのかもしれない。



でも、でもこんなカッコイイ人とラブラブだなんて、信じられない。



「あ……」



「なに?」



「う、ううん。なんでもない」



慌てて首をふって、椅子に座る。



おいしそうなスープの匂い。



私はスプーンに手を伸ばしつつ、考えた。



もしかしたら、熱を出した時のあのキスは白夜先輩が――?



あの部屋は白夜先輩の部屋だ。



普通に考えたら、一番に思い浮かぶ相手。
< 421 / 501 >

この作品をシェア

pagetop