恋愛野獣会
「あっという間に話題の人になっちゃいましたわね」



その言葉に私はアハハと乾いた笑い声をあげる。



どうりで、さっきから他のクラスから女子達がちょこちょこ来てると思った。



私の陰口を言う人が増えるかもしれないけれど、生徒会のメンバーである限り下手に手を出してくる事はないハズだ。



女の子なら、あの4人のメンバーに嫌われたくはないだろうから。



むかつくけれど手を出せない。



そんな感じでブツブツ言いながら帰っていく子が多かった。



「ところで、告白はどちらから?」



私は視線を桜子に戻し、そしてフニャッと顔をゆがめて昨日の話しを聞かせてあげたのだった……。
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