恋愛野獣会
優しい口調なのに言葉にトゲがある言い方に、女の子たちは押し黙ってしまった。



悔しそうに下唇をかんでいる。



少しかわいそうかな?



と思ったけれど、いい気味だ。



「明日香、行くぞ」



「うん」



先輩は私の手をしっかりと握り締め、歩き出した。
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