恋愛野獣会
☆☆☆
「やば……」
そして、授業が始まってすぐに気がついた。
苦手な英語の授業だから、始まる前に今日のところを白夜先輩に教えてもらいながら予習したのだ。
予習したのはいいのだけれど、肝心の教科書を生徒会室に忘れてきてしまった。
どうしようかと周囲を見回す。
言えば誰かが貸してくれると思う。
けれど、あの教科書には白夜先輩が大切な部分に赤線を引いてくれてるんだ。
普通の教科書よりも、ずっとわかりやすくなっているのに……。
「教科書、忘れたの?」
隣の席の女子が私に気づいてそう聞いてくる。
「実はそうなんだけどね……」
「見せてあげるよ」
そう言って机をくっつけてくる。
ありがたい。
でも……。
「やば……」
そして、授業が始まってすぐに気がついた。
苦手な英語の授業だから、始まる前に今日のところを白夜先輩に教えてもらいながら予習したのだ。
予習したのはいいのだけれど、肝心の教科書を生徒会室に忘れてきてしまった。
どうしようかと周囲を見回す。
言えば誰かが貸してくれると思う。
けれど、あの教科書には白夜先輩が大切な部分に赤線を引いてくれてるんだ。
普通の教科書よりも、ずっとわかりやすくなっているのに……。
「教科書、忘れたの?」
隣の席の女子が私に気づいてそう聞いてくる。
「実はそうなんだけどね……」
「見せてあげるよ」
そう言って机をくっつけてくる。
ありがたい。
でも……。