恋愛野獣会
わたくしが生徒会室へ入るのも、これが始めて。
少し緊張していたけれど、それでまごついていては自分の不安が募るばかり。
思いっきり大きなその扉を開いて「あの!!!」と、声をかけた。
生徒会室の中は広くて、高級ソファに4人の男たちが座り、真ん中のテーブルでトランプゲームをしている最中だった。
「なに……してるんですの?」
「え?」
一番女性的な顔をしている青葉先輩が、キョトンとしてこっちを見つめる。
その態度にふつふつと怒りがわいてくるのが自分でもよくわかった。
ここに4人いる。
ということは、やっぱりタケルの言っていた銀髪男は白夜先輩じゃない。
「明日香さんがピンチの時に、なにをしてらっしゃるの!?」
大声でそう怒鳴ると、4人が驚いたように目を丸くした。
「明日香が、どうしたって?」
そして、一番最初に聞いてきたのは白夜先輩だった。
「ここに教科書を取りにいくと言って教室を出て行ってから、戻ってまいりませんの。
そしたら、今タケルから連絡があって銀髪の男と2人でどこかへ行くのを見たって……」
少し緊張していたけれど、それでまごついていては自分の不安が募るばかり。
思いっきり大きなその扉を開いて「あの!!!」と、声をかけた。
生徒会室の中は広くて、高級ソファに4人の男たちが座り、真ん中のテーブルでトランプゲームをしている最中だった。
「なに……してるんですの?」
「え?」
一番女性的な顔をしている青葉先輩が、キョトンとしてこっちを見つめる。
その態度にふつふつと怒りがわいてくるのが自分でもよくわかった。
ここに4人いる。
ということは、やっぱりタケルの言っていた銀髪男は白夜先輩じゃない。
「明日香さんがピンチの時に、なにをしてらっしゃるの!?」
大声でそう怒鳴ると、4人が驚いたように目を丸くした。
「明日香が、どうしたって?」
そして、一番最初に聞いてきたのは白夜先輩だった。
「ここに教科書を取りにいくと言って教室を出て行ってから、戻ってまいりませんの。
そしたら、今タケルから連絡があって銀髪の男と2人でどこかへ行くのを見たって……」