恋愛野獣会
本当に売られちゃう……!




必死で抵抗するけれど、ビクともしない。




私、まだキスしか経験してないの。



やっと色々な問題が片付いて、好きな人と一緒に暮らして行けるところなの。



なのに、こんなの嫌――!!



ジワリと涙が浮かんだ、その時……。



「おっさん。なにしてるの?」



そんな声が後方から聞こえてきて、ヤクザは足を止めた。



そして振り返ると――4人が余裕の笑顔を見せて立っていたんだ。
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