誠の桜に止まる蝶~番外編~
気が付くと朝になっていた。

わたしたちは明け方ごろに部屋に戻り各自眠りについた。

いまは・・・何時くらいかな?

そんなことを考えているとざわざわと人の声が聞こえた。

私は着替えて声のするほうへ行ってみる。

ん?道場から・・・?

私はそっと扉から中を覗く。

「一本!勝者沙織!!」

「うわあ、また負けちゃったよ。」

見ると中では総司と沙織が試合をしていた。

結果は沙織の圧勝だった。

「すごい・・・」

「あ、蝶おはよっ!!」

私の声に気づき沙織はこちらに笑顔を向ける。
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