誠の桜に止まる蝶~番外編~
「蝶剣術強いの?」

「あ、いや・・・」

「おうっ!蝶ちゃんは強いぞ!!沙織なんか足元にも及ばねえぞ!!」

新八さんが悔し紛れに大げさにいう。

「ふうん・・・」

沙織は少し新八を冷めた瞳で見つめて頷く。

「んじゃ、蝶。勝負しよっか?」

「え?」

「永倉さんのお墨付きだし♪それに、この中の誰よりも蝶は強そうだし♪」

「う、うん・・・」

こうして私は沙織と勝負することになった。

「蝶?本気でかかってきて?私も本気だすから。」

「・・・・わかった。」

こうしてお互いに構える。

「はじめっ!」

近藤さんの声を合図にお互い踏み込む。

そして激しく竹刀をまじ合わせる。

お互い一歩も譲らない戦いだ。

「強い・・・」

おもわず誰もがそうつぶやいていた。
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