誠の桜に止まる蝶~番外編~
沙織の剣術をひらりと舞、交わす。
その瞬間沙織がバランスを崩す。
「もらった!!」
沙織の不意を衝いて一本取った!!!
・・・と思った瞬間だった。
沙織はその場に綺麗に踏みとどまり、私の攻撃を流す。
そして
パンっ!!
乾いた音だけがあたりを包んだ。
「一本!!勝者沙織。」
「う、そ・・・」
初めて負けた・・・
「蝶、ありがとうございました。」
「こちらこそ・・・」
私は唖然としてうまく反応できない。
「蝶、お疲れ様。」
総司が優しく頭を撫でてくれる。
「中々の腕前だったぜ。」
原田さんが目を合わせて微笑んでくれる。
「ごめんな蝶ちゃん・・・俺が余計なこと言ったから・・」
新八さんが申し訳なさそうに謝る。
「でも蝶すごく強かったぜ!!」
「ああ。そうだな。」
平助くん、一さんも慰めてくれる。
「あり、がと・・・」
悔しくて泣きそうな自分を必死に抑える。
沙織ちゃんが悪いわけじゃないのに感情を抑えられない自分に嫌気がさした。
その瞬間沙織がバランスを崩す。
「もらった!!」
沙織の不意を衝いて一本取った!!!
・・・と思った瞬間だった。
沙織はその場に綺麗に踏みとどまり、私の攻撃を流す。
そして
パンっ!!
乾いた音だけがあたりを包んだ。
「一本!!勝者沙織。」
「う、そ・・・」
初めて負けた・・・
「蝶、ありがとうございました。」
「こちらこそ・・・」
私は唖然としてうまく反応できない。
「蝶、お疲れ様。」
総司が優しく頭を撫でてくれる。
「中々の腕前だったぜ。」
原田さんが目を合わせて微笑んでくれる。
「ごめんな蝶ちゃん・・・俺が余計なこと言ったから・・」
新八さんが申し訳なさそうに謝る。
「でも蝶すごく強かったぜ!!」
「ああ。そうだな。」
平助くん、一さんも慰めてくれる。
「あり、がと・・・」
悔しくて泣きそうな自分を必死に抑える。
沙織ちゃんが悪いわけじゃないのに感情を抑えられない自分に嫌気がさした。