誠の桜に止まる蝶~番外編~
「沙織怒ってるよね・・・」

「そうかもね。だけど沙織はすぐに許してくれるよ。」

「うん・・・」

「大丈夫だよ。後悔してるなら素直に謝ればいい。そして、次は勝てるように努力すればいいんだよ。」

「うんっ・・・」

総司に励まされて私の心は軽くなった。

私は総司の胸から顔を上げる。

すると総司と至近距離で目があった。

総司はにっこりと微笑む。

「蝶。愛しているよ。」

「ちょ、そ、総司近いっ!!」

私は顔を真っ赤にして下を向こうとする。

すると顎を総司に優しく、でも強く掴まれてそのまま口づけをされる。

「ふあっ・・・」

きゅっと総司の袖をつかむ。

「蝶、いつまでも、どんなときも愛してる。」

「んっ・・・私も・・」

そう言って私たちはまた口づけを交わした。
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