誠の桜に止まる蝶~番外編~
「そうか、沙織の好きな奴は原田だったのか・・・」
土方さんがしみじみと頷く。
「なんだか土方さん嬉しそうですね。」
総司が楽しそうにつぶやく。
「原田なら安心だからな。原田はそれを知らないんだな?」
「はい。だから土方さんが今日の巡察の際に沙織の気持ちは言わず、沙織が結婚するかもしれないってことをそっと原田さんに言ってほしいんです。」
「随分重大な役割だな。」
「土方さんならきっとできます!!」
私は思いきり頭を振る。
「わかったよ。やれるだけやってみる。」
「お願いしますっ!!」
私は勢いよく頭を下げて総司と土方さんの部屋を後にする。
そして私たちの部屋に戻る。
「蝶随分沙織のために頑張るね。」
「だって私沙織のことすきだもん!原田さんとうまくいってほしいんだ!!」
「まあ原田さんも沙織のこと好きだしうまくいくとは思うんだけどね。」
総司がさらりと言う。
「へっ!?総司そのこと知ってたの?」
「うん。原田さんの様子見てればわかるしね。」
恐るべし総司の観察力!!
でも・・・
「黙っててあげたの?」
「ん?俺は新八さんみたいにお喋りじゃないからね。それに、原田さんの気持ちに気づいたのは最近だしね。」
「そっか・・・」
私はなんだかうれしくておもわず微笑んでしまう。
「どうして蝶笑ってるの?」
総司が不思議そうにこちらを覗き込む。
私は総司に抱きつく。
「わわっ!」
総司は驚きつつもしつかりと受け止めてくれる。
「なんだか総司の意外な一面知れてうれしいなって。」
「意外な一面?」
「うん。総司はほんとに悩んでいる人のことは絶対にからかったりしないで、そっと応援してあげる優しいひとなんだなっていう一面。」
そう言って私はにっこりと微笑む。
土方さんがしみじみと頷く。
「なんだか土方さん嬉しそうですね。」
総司が楽しそうにつぶやく。
「原田なら安心だからな。原田はそれを知らないんだな?」
「はい。だから土方さんが今日の巡察の際に沙織の気持ちは言わず、沙織が結婚するかもしれないってことをそっと原田さんに言ってほしいんです。」
「随分重大な役割だな。」
「土方さんならきっとできます!!」
私は思いきり頭を振る。
「わかったよ。やれるだけやってみる。」
「お願いしますっ!!」
私は勢いよく頭を下げて総司と土方さんの部屋を後にする。
そして私たちの部屋に戻る。
「蝶随分沙織のために頑張るね。」
「だって私沙織のことすきだもん!原田さんとうまくいってほしいんだ!!」
「まあ原田さんも沙織のこと好きだしうまくいくとは思うんだけどね。」
総司がさらりと言う。
「へっ!?総司そのこと知ってたの?」
「うん。原田さんの様子見てればわかるしね。」
恐るべし総司の観察力!!
でも・・・
「黙っててあげたの?」
「ん?俺は新八さんみたいにお喋りじゃないからね。それに、原田さんの気持ちに気づいたのは最近だしね。」
「そっか・・・」
私はなんだかうれしくておもわず微笑んでしまう。
「どうして蝶笑ってるの?」
総司が不思議そうにこちらを覗き込む。
私は総司に抱きつく。
「わわっ!」
総司は驚きつつもしつかりと受け止めてくれる。
「なんだか総司の意外な一面知れてうれしいなって。」
「意外な一面?」
「うん。総司はほんとに悩んでいる人のことは絶対にからかったりしないで、そっと応援してあげる優しいひとなんだなっていう一面。」
そう言って私はにっこりと微笑む。