誠の桜に止まる蝶~番外編~
そして夜になった。
わたし達はとことこと歩いていく。
「おいっ!!誰か来てくれ!!!火事だ!!」
その声に真っ先に沙織が駆け出す。
「中に子供がいるんですっ!!」
子供の母親と思われる女性が泣きながら沙織に説明している。
あいにくここら辺は村の外れのため火を消してくれる消防団が居ない。
村まで行くには時間がかかりすぎる。
もう、時間がない。
「私行く!」
「蝶!!!」
沙織の叫び声が聞こえたが私は構わず飛び込んだ。
「げほげほっ!!どこにいるのっ??」
私は必死に煙を吸わないようにあたりを探す。
「うわあああんっ!!」
鳴き声が微かに聞こえる。
私はその声を頼りに必死に走りだす。
「いたっ!!」
女の子が泣きながらしゃがんでいた。
「もう大丈夫よ!!」
そう言って私は女の子を抱き上げる。
「げほげほっ!!」
やばい煙が・・・・
私は飛びそうな意識をなんとか保つ。
わたし達はとことこと歩いていく。
「おいっ!!誰か来てくれ!!!火事だ!!」
その声に真っ先に沙織が駆け出す。
「中に子供がいるんですっ!!」
子供の母親と思われる女性が泣きながら沙織に説明している。
あいにくここら辺は村の外れのため火を消してくれる消防団が居ない。
村まで行くには時間がかかりすぎる。
もう、時間がない。
「私行く!」
「蝶!!!」
沙織の叫び声が聞こえたが私は構わず飛び込んだ。
「げほげほっ!!どこにいるのっ??」
私は必死に煙を吸わないようにあたりを探す。
「うわあああんっ!!」
鳴き声が微かに聞こえる。
私はその声を頼りに必死に走りだす。
「いたっ!!」
女の子が泣きながらしゃがんでいた。
「もう大丈夫よ!!」
そう言って私は女の子を抱き上げる。
「げほげほっ!!」
やばい煙が・・・・
私は飛びそうな意識をなんとか保つ。